チック症について

チックは急に出現する不随意な「運動」や「音声」を繰り返す障害で、原因として大脳基底核が関係していると考えられます。

大脳基底核は神経系の入ってきた情報を調節して、体の動きを滑らかにする働きをする。そこで使われるドーパミンの受容体が過敏に反応しすぎるとチック症状が起こる。大脳基底核のドーパミンの活動は年齢により変化するため、チック症状がある場合も年齢が進むと自然に消えていく場合が多いく、症状の始まりは2歳~15歳頃(日本は5歳~10歳頃)が多く、90%が10歳前後で発病します。

中医学的に本病の病因は先天禀赋不足(禀赋:bǐngfù:生まれつき)、産傷、窒息缺氧(Quē yǎng酸欠)、感受外感、情志失調、五志過剰、風痰内蕴及びその他の疾病などと関係します。

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